「きたぐに」まで廃止(臨時格下げ)とは・・・

JR各社より2012年3月のダイヤ改正内容が発表されました。


既報の日本海廃止(臨時格下げ)は承知の上だったのですが、他に、「えっ!?」と驚いたのが「急行きたぐに」の廃止(臨時格下げ)。
私がよく利用した夜行列車ベストスリー*1に入るぐらいの、思い入れがある列車ですから、寂しい限りです。

(↑1997.08.31 新潟駅
利用客の減少が臨時格下げの理由ですが、そんなに減少していたのですね。
多様なニーズに支えられている列車であり、金沢や富山などでも乗降が少なくなく、今時の列車には珍しく寝台のニーズも高かったので、堅調かと思っていました。
私がきたぐにを利用する時は、おおむねB寝台を利用していたのですが、下段が取れない事もしばしばありました。
昨年7月に利用した際には、2両増車(2両ともB寝台)していたぐらいですしね。

しかし、近年は夜行バス路線が充実してきており、きたぐにの乗客が食われていったのでしょう。
近年では、運転区間が堺・難波・京都←→柏崎・長岡・三条の、「そんなニーズってホンマにあるんか?」と思えるようなルートの夜行バス路線まで新設されたぐらいですし。


車両の老朽化も理由なのでしょう。
このページをご覧の方ならばご存じの通り、何しろ経年30−40年といった車両ばかりなので、相当にガタがきているはず。
ですが、車内に関しては、きっちり整備されています。

(↑さすがにこれは使用停止とされていました。2005.10.08 新潟行き車内にて)

北陸新幹線の金沢延伸までは何とか頑張るのだろうと思っていまして、その裏付ける証拠として、昨年夏に利用した時、クハネ581にATS-Psが装備されているのを見て、まだまだ使うつもりか!?と驚いたのです。
近々に廃車するなら、そんなカネをかけないでしょうから。

(↑2010.07.17大阪駅にて)
2012年3月以降、とりあえずは、臨時で運転との事ですので、設定される運転日の日数や、使用車両など、注目して見守ってみたいと思います。

(↑2005.01.11 今はなき、当時の大阪駅11番ホームにて)

(参考)2010年7月きたぐに乗車時の感想へのリンク→

*1:1位:大垣夜行ムーンライトながら、2位:銀河、3位:きたぐに