紀勢西線 撮影ポイント訪問

久々の書き込みです。
もっとも、近頃は多忙で鉄道ネタを書き込めるような鉄分補給がほとんど出来ない状況のなか、1日だけ1人で外出できる機会を得ましたので、せっかくの機会、海を見たくて紀伊半島南部までドライブで赴きました。
そのついでに、紀勢西線も並走してましたから、少々、鉄分補給も・・・。

補給内容は以下の通りです。
(※撮影日は全て2017年8月19日)


(1)日置川橋梁
↓64M くろしお14号
あいにく先頭車は貫通型でした。

↓51M くろしお1号


(2)古座川橋梁
↓2338M 普通 新宮発紀伊田辺行き

↓63M くろしお13号 アドベンチャーワールドのパンダ塗装編成でした。


(3)双子山信号場
以前より気になっていたポイント。
紀勢線は有名な撮影ポイントが数多くあります。
しかしながら、撮影ポイントに当地の名前が挙がる事は、私の知り得る限り見たことがありません。
かつ、ここは海から離れ、山をはさんだ内陸にあります。その山がその名も「双子山」。
また、駅ではなく信号場なので、時刻表にも掲載されず、市井の人々にもほとんど知られていない。
しかも、白浜−串本間は、信号場を必要とするほど列車回数も多くない。
近頃は、不要不急な鉄道施設は廃止される傾向にあるため*1、当信号場も果たして存在しているのかどうか!?
これを知るために事前に時刻表よりダイヤグラムを作成していました。

これにより、1日に2回交換があることが確認できました。
しかし、この目で実地見分せねば気が済まない!と面倒な事を考えてしまいました為、8月19日、ドライブついでに当地を訪問しました。
↓2324M 普通 新宮発紀伊田辺行き(この列車は当地を通過)
当地に赴くと、構内が複線、画像には見えませんが信号機も機能しており、信号場として存在していました。

しかも、現ダイヤにおいて交換も存在していました。
↓11時50分頃、68Mくろしお18号が副本線に到着。

↓53Mくろしお3号が本線を結構な速度で通過。

↓同上

↓68Mが発車。

↓さらに14時00分頃にもう一度、交換がありました。
 72Mくろしお22号が副本線に到着。

↓59Mくろしお9号が本線を通過。

やはり、亜幹線とはいえ、新幹線連絡を担う特急が7往復も走る路線ですから、ダイヤ乱れの際のことを考慮すると、交換設備を減らすにはいかないとの判断があるのでしょう。


双子山信号場は、訪問してみてわかりましたが、山と山に挟まれた細い谷に平行してあり、とても撮影に適した場所ではなさそう。
渓谷美と呼ばれるような谷でもなく、海岸沿いでもなく、撮影にはまこと適してなさそうな場所でした。
どうりで、趣味誌などで、ほぼ全く紹介されないはずですね。
ただ、当地で2回の列車交換が設定されていますとおり、ダイヤ作成上は、重要な役割を果たしているようです。
まさに縁の下の力持ちであることがうかがえました。

*1:駅の廃止、交換設備の廃止、待避線の廃止など