西表島「竹富町やまねこマラソン」その２ - mayutsuba-railwaysの鉄道と旅行の徒然草

2月11日マラソン当日、朝起きたらとても曇っています。

前日の好天が嘘のように変わってしまいました。
さすがは冬の沖縄県。
1カ月のうちでも、晴れの日は片手あれば数えられるほどしかないとか。

宿の前に広がる海を見ると、波が多少出ている様子。
ところが、こんな天気でも石垣島からの船（安栄、八重観）は走っていました。
普段なら欠航でも、やまねこマラソンはこの島の一大イベントだから、多少無理してでも走らせているのでしょうか。
石垣からの第1便に乗った方から聞いた話では、石垣出港直後は、船が揺れると「キャー」と歓声があがっていたものの、しばらくすると誰も何も言わなくなったとか。
よっぽど揺れたんでしょうね。

午前11時、宿から車を出してもらって、スタート地点の上原小学校へ行きます。

小雨まじりの天気ゆえにグラウンドで待っている人はほとんどいません。
参加受付場所の体育館の中にほとんどの人が密集していました。
なんでも、約1800人の出走だとか。

実は朝9時に前もって小学校で受付を済ませていたのです。
先に受付しておいて良かったー。
まだしばらく時間があるので、人ごみの中に何とか座りこんで栄養＆水分補給しておきます。

12時頃になると、スタート地点で開会式が始まりました。
八重山3首長（竹富町、石垣市、与那国町）のあいさつがあり、そのあと、江戸屋猫八氏・子猫氏のあいさつがありました。

その中で、西表はヤマネコの島ということで猫八氏は猫の鳴き声を、子猫氏はアカショウビンの鳴き声を披露されました。

私が出走する23kmの部は12時40分スタート。
江戸屋猫八氏のピストルでスタートしました。

スタート直後はダンゴ状態でしたが、大都市のマラソンのように参加人数が多くないのですぐにダンゴは解消しました。

約2kmぐらいの地点で坂を越えます。
そこにあったヤマネコ注意の標識を絡めて一枚。

何度も訪島していますがヤマネコは見た事がありません。
ヤマネコはもしかしたら茂みの中から「この集団は何なんだ！？」って思いながら見ているかも。
ヤマネコは見られませんでしたが、走っている途中にカンムリワシ（と思う）を見る事ができました。

3-4kmぐらいで、23kmよりも10分後にスタートした10km参加者の中でも速い人に抜かれ始めました。

約4kmを過ぎたところでで、浦内川を渡ります。

川の北西側にはマングローブが鬱蒼と茂っています。
ここは晴れていたならばマングローブ林が壮観で、いかにも西表といった大自然。
この川をさかのぼるとマリウドの滝やカンピレーの滝があるんですが、行ったのはもうかれこれ10年以上前だなぁ。

浦内川を渡ってすぐの5km地点で、10kmの部に参加のランナーがどんどん折り返していきます。
ノンビリ走っている私とは、まるでスピードが違いますね。

約7-8kmで、東経123度45分6789に位置する子午線モニュメントを通過。

夜にはレーザー光線で光を出しているはず。

子午線モニュメントの直後、祖納集落の中心部で23kmのトップと行き違いました。

速いね。
撮影していたら、伴走車（↑の画像のランナー後方に見える自動車）に「ゼッケン180番の方、頑張ってくださいねー」と声をかけられちゃいました(^_^);

約8-9km、美田良浜を通過。

この浜の沖はダイビングポイントもある波静かな浜です。
せっかくの絶景ポイント、晴れていたら良かったのになぁ･･･

約10kmまで来ました。
登り坂にさしかかり、登りきると西表トンネル。

車だったらすぐに抜けるこのトンネルも、自分の足で走ると案外長い。

やっと抜けると･･･

白浜集落の白浜港まで来ました。
11.5km地点のここで折り返しです。
まったりと走って、ここまで1時間19分。

折り返しには救護と給水地点がありましたが、太鼓で応援していただきました。
応援の声を聞くと、元気百倍、力が出てきますよね。
そして、さっき抜けたトンネルに再突入。

このトンネルは片勾配なので、戻る時はずっと登り坂で結構キツいのです。

14-15kmぐらいまで走ってきました。
昨年11月の淀川市民マラソンでは補給をしっかりと考えていなかったのでガス欠に陥り、まったく力が出なくなったのですが、今回はスタート前にもしっかり栄養を摂り、マラソン中もエイドステーションで、黒糖やバナナを必ず摂取しました。
ゆえに至って快調なのです。

浦内川まで戻ってきました。
マングローブを左手に見ながら快走。
ここで約15km。残るはあと8kmです。