JR只見線よりタブレット閉塞廃止

JR只見線より、2012年9月22日限りでタブレット閉塞が姿を消すことになりました。
(↓会津坂下

会津坂下会津川口−只見間が現在タブレット閉塞区間として残っていますが、このうちの会津川口−只見間は2011年7月30日の水害により今も不通。
残りの会津坂下会津川口間が、このほど特殊自動閉塞に切り替わる事になった次第。
不通の区間が復旧する際には、まさかタブレット閉塞のままで復旧するとは思えませんので、その際にはほぼ間違いなく特殊自動閉塞での復旧となるでしょう。
これで、JRで旅客営業を行っている路線としては、タブレット閉塞が廃止となる訳です。*1


隣駅と共同で真っ赤な通票閉塞器を操作して通票を取り出した後、キャリアについたバッグに通票を収納して列車に渡す。
(↓会津川口の閉塞器)

このような、ノスタルジックな風景はまたも姿を消してしまう事になりました。*2
(↓大白川)

合理化省力化を考えると、止むを得ない話ですが、寂しい限りですね。*3


※ここにアップした画像はすべて2004年3月4日の只見線です。

*1:第3セクター路線や、JR貨物の路線では、細々とタブレット閉塞が残っています。

*2:通票閉塞器は使用しないものの、タマとキャリアを使用する非自動閉塞(票券閉塞、スタフ閉塞)は、今でも各地の旅客線で細々と使用中。

*3:国鉄色ディーゼルカーは、車両の寿命が来るまでは観光資源・集客手段となり得ますが、通票閉塞はとても地味で、残念ながらその手段とはなり得ない状況。閉塞とは、縁の下の力持ちな訳ですね。