阪急京都線・近鉄京都線橿原線に乗車

5月16日、業務上の外出で大阪市交〜阪急〜京都市交〜近鉄と乗車しました。
目新しいものがある訳ではないのですが、せっかくなので記します。


大阪市交・日本橋より堺筋線北千里行きに乗車、淡路に到着。

狭いホームにて梅田発高槻市行きと連絡をとります。
ここの接続は実に見事ですね。
見事な半面、京都本線と千里線の平面交差がダイヤ作成上、また、運転上ののネックになっているのは皆さん周知のところ。


高槻市行きと北千里行きの両普通電車が発車後、特急が入線します。

近年、6300系から置き換わった9300系ですね。
日立のA-Trainなんですね。
もうアルナ工機の製造じゃないんですな。
こんなん言ってたら、もうオジサンの証拠ですね(苦笑)
日立製だというのは、乗降ドア横の手すりの形状でわかりました。
この手すり、ドアの左側の手すりなら左手、ドアの右側のそれなら右手で握らないといけないのですよね。
反対の手では持ちにくいのが、私の好みではありません。


阪急車両のデザインって、個人的にはマルーン一色の2000系列〜5000系列までが一番良く感じます。
これぞ阪急電車の「顔」という感じで…
きっと、2000系・2300系・2800系の製作段階でデザインは秀逸だったんでしょう。
6300系で車体上部に白が塗られてなんだかおかしくなってきたように思っています。
さながらチョコレートケーキの上に生クリームを塗っているようで…
以降の形式は、貫通扉の上までが銀色になったり、だんだんとゴチャゴチャしてきました。


オジサンのたわごとはともかく、特急に乗り込み出発進行。
淡路駅の高架工事は着手されたばかりのようで、淡路と上新庄の間で、線路脇に仮線用の空き地が確保されていました。
相川か正雀のいずれかで、先行の普通高槻市行きを追い越すと、速度が上がってきました。
運転台を覗き込んでいると、113km/hまで上がりました。
阪急ではATSの改良で京都線神戸線の最高速度が115km/hまで上げられましたが、ここが当該区間のようですね。
しかし、阪急京都線は線形が良いので110km/h以上で走っていても、スピード感に乏しいのです。
その気になれば、ライバルのJR新快速のように130km/hも夢ではないぐらい。
しかしながら、JRのように複々線ではなく、複線しかありませんから高速運転をしたところで先行列車に当たってしまうのがどうにも歯がゆいところです。(東海道新幹線が300km/h運転をしないのと同じ理由ですね)


この先、私が乗車した特急は茨木市高槻市長岡天神、桂と停車して行きました。
この停車駅だと、15年ほど前の急行と同等ですよ。(今は急行という種別が存在しません)
私の記憶にある阪急特急といえば、十三−大宮間ノンストップだっただけに、JRの攻勢に抗えず、阪急特急(および京阪特急も)がここまで落ちぶれてしまった事が寂しい限りです。


洛西口でも高架工事を実施するようで、仮線が確保されていました。
周囲は、高架にしなきゃいけないほど建てこんでいる様子でもないのですが。
交通量の多い道路とクロスしているのでしょうか。


我が特急は、ノンストップ時代には停車していた大宮を通過してまもなく、烏丸に停車。
私はここで下車し京都市交地下鉄に乗換え。北大路まで乗車しました。
ここから更にバスに乗り換え某所で業務となります。

あいにく、この日乗車した10系は撮影していませんので、かつて北山までしか開業していなかった時代の10系の写真でご勘弁下さい。



業務が終わりました。
19時頃だったので、会社には戻らず自宅へ直帰です。
北大路から地下鉄に乗車で、竹田まで乗車して近鉄に乗り換えようか、京都で下車して乗り換えようか迷った結果、京都で乗換としました。
竹田は同一ホームで乗換が可能な半面、特急には乗車できないのと、急行に座れる可能性は極めて低いのです。
京都駅だと乗換はラッチ外を歩くので面倒ですが、急行でも確実に着席できるのと、特急も選択できますので。


京都駅では、結局特急券を買ってしまいました。

乗車した特急はビスタカーの、しかも2階建車両の2階席でした。
久々ですね、ビスタカーは。
夜ですから車窓は暗いのですが、それでも2階席だと少しウキウキしますね。

橿原神宮前まで特急でも50分以上かかりますので、缶チューハイとおつまみを買って、晩酌です。オジサン炸裂ですな(笑)
丹波橋に停車。
京阪乗換駅の丹波橋では結構乗車がありました。
似たような性格の駅としては竹田がありますが、なぜ竹田は特急停車駅ではないのでしょうね。
地下鉄からの乗換客が期待できるはずなのに。
竹田駅京都市交の管理駅だから特急券の販売が面倒なのでしょうか?(特にトラブル発生時)
高の原にも停車しましたが、あまり降車はなかった様子。


西大寺では降車・乗車とも多い。
さすがは拠点駅です。
西大寺は上述の阪急淡路駅を、更にややこしくしたような駅で、到着時や出発時に遅れが日常的に発生しています。
立体交差化で平面交差が解消できればもう少しスッキリするのでしょうが、工事の為に地面を掘れば、平城京の遺構が何かしら出てくる事は確実なので、着手できないのでしょう。


西大寺を発車。
しかし、発車早々ノロノロ運転です。
先行の普通電車が遅れているようで、待避線のある平端駅までノロノロ運転が続きました。
この普通が遅れていたのも、西大寺の平面交差が原因かもしれません。


八木に停車しかなり降車あり、その数分後、橿原神宮前に到着しました。
結局先行普通の遅れのあおりで、特急も3分遅れでした。
西大寺の遅れが、八木で大阪線に波及し、橿原神宮前南大阪線にも波及してしまいます。(また、奈良線にも遅れが波及し、果ては相直している阪神まで波及してしまうこともしばしば)
八木では大阪線橿原線の双方で、接続列車の到着待ちで発車が少々遅れる事がしばしばあります。
その遅れをさらに南大阪線に波及させないために橿原神宮前では、接続時間に余裕を持たせている列車が多いようですね。

南大阪線の特急。左16600系、右16400系。
橿原線の特急は、南大阪線の上下双方の特急とも連絡しています。
さきほどの遅れは、余裕のある接続時間のおかげで、南大阪線特急にまでは波及しませんでした。
かように、近鉄もネットワークを組んでいるために、JRほどではないにせよ、遅れが発生しやすい鉄道会社ですよね。


以上、とりとめのない文章で申し訳ありませんが、日頃使わない路線に乗車すると、見るものがまた異なりますので楽しいですね。