葛城高原号 今年も運転

近頃、仕事が忙しくてなかなか書き込みができていません。
鉄分補給も滞りがちな状況です。
通勤で利用する身近な近鉄ネタばかりで申し訳ないのですが…
さて、近鉄より臨時列車の運転予定が発表されました。
ブラシ不足の問題も、一応の状況好転により、臨時快速急行さくら号など、臨時列車の運転もできるようになったようですね。


この中で個人的に興味あるのは、あべの橋〜御所の臨時直通急行です。

毎年5月頃になると、葛城山頂のツツジが満開となり、ツツジ観賞客の輸送用に臨時列車が運転されています。
プレスリリースには列車名こそ記されていませんが、今年も「葛城高原号」の名称で運転されることでしょう。
かつては、あべの〜御所の直通急行は休日ダイヤのみの定期列車として設定されていましたが、1990年代半ばのダイヤ改正で廃止されてしまいました。
それが、2004年頃に5月のツツジの季節のみの臨時列車として復活して以降、春季の定番臨時列車として毎年運転されています。

今回のプレスリリースを見ますと、8月14日、15日にも運転されるのですね。
酷暑の平地を避けて涼しい山上への納涼客の輸送を想定しているのでしょうか。


ところで、葛城山へのツツジ観賞の観光客輸送において、鉄道は輸送力が大きく、それほど混雑は顕著ではありません。
御所駅〜葛城登山口間の奈良交通バスは、定期路線便においては狭隘な道路を運転するために小型車による運転であり、これでは押し寄せる登山客をとてもさばききれませんので、大型車両使用で道幅が広い迂回路経由のノンストップ臨時便が大増発されています。
問題はロープウェーでして、この輸送力がいかにも小さいのです。

臨時便も増発運転するのですが、それでもさばききれず、ピーク時では2〜3時間も待たないと乗れない状況となります。

なので、以前(2004年)私が訪問した際には、ロープウェーはあきらめて、自力で登山道を歩いて登っていきました。
ゆえに健脚な方は自力登坂をおすすめします。

それでも、2時間程度で山頂に到達できますし、登山道も整備されていますので*1、ハイキング気分で山に登る事ができました。
降りる時も同様で、葛城山上駅も長蛇の列で2時間待ちだったので、同じ登山道を自力で下山しました。

葛城山ツツジも満開だと壮観です。
機会あれば、一度訪問されては如何でしょうか。