リニューアルされた「さくらライナー」デビュー

今日(4月2日)、甲子園へ高校野球を観に行った帰路、あべの橋から近鉄特急に乗ろうと思い、特急券自動販売機の画面を見たら「デラックス」と、これまでアベノでは見た事のない表示が出たのです。
これを見て、思い出しました。
今日は、リニューアルされた「さくらライナー」のデビュー初日で、私がたまたま今から乗ろうとした特急がリニューアル車両だったのです。
今日がデビューだということは完全に記憶から抜け落ちていました。
以前書いたリニューアル予定の話題はココ
…で、券売機の画面に「デラックス」と表示されている以上、これは早速体験せねばなるまい、ということで、700円の特急券(特500+DX200)を購入しました。

※それにしてもデラックス料金はわずか200円でしょ。おそらく利用はそんなに多くないと思われるデラックス車ですが、改造費用の減価償却費+保守費用が賄えるほどの利用があるのか気になるところです。


あべの駅地下の改札からホームに上がりますと、6番ホームに停車していました。

白のボディに裾部はピンク色のグラデーション。
これまでのグラデーションは緑色でしたから、結構印象が変わります。


このようなロゴマークも新たにデザインされたんですね。


そして、アーバンライナー伊勢志摩ライナーでしかお目にかかれなかったデラックスシートのマーク。

吉野行きにデラックスが連結されるとは、いまだに夢のよう。信じられません。
そして、先頭車がデラックス車かと思ったら、なぜか中間車の3号車がデラックス車でした。
ちょっと意外ですね。
行き先表示は12410系のようにLED化されるかと思いきや、従来通りの方向幕でした。


先頭車の運転席背面はこれまで展望客室だったものがデッキ 兼 展望用フリースペースと変更されていました。

この画像ではわかりにくいですが、小さな腰かけも設置されていて、伊勢志摩ライナーと似たような造作に改造されたようです。


そして車内へ…。

近鉄デラックスシートの定石通り、2+1の座席配置です。



壁面には、桜の花の飾りも。
リニューアル前は「さくら(っぽくない)ライナー」だったのですが、このほどのリニューアルでは「さくら」らしさにこだわっていますね。



座席は、アーバンのデラックスシートとは異なるようです。
ゆりかごシートのようですが、新型ACE22600系・16600系の座席をデラックスシート用に幅広にしたような印象で、フットレストも新型ACEと同タイプのように見えました。
座席のクッションは結構硬め。
リクライニング機構はアーバンは電動でしたが、本系列は電動ではありません。
※電動リクライニングなんか不要でしょ。動きがスローなので逆に慣れません。
アーバンには設置されている読書灯は、残念ながら、さくらライナーには設置されていませんでした。


今回レギュラーシートには乗車していませんが、赤色基調の座席となっていました。
また今度、レギュラーシートにも乗車しようと思います。
他には、全車禁煙とし、喫煙室が4号車に設置。
また、飲料水の自販機が3号車に設置されていました。


リニューアル前のさくらライナーは、相当にくたびれていましたが、このほど、驚くほどにキレイに改造されていました。
こんなにキレイな車両に乗れますと、何だかウキウキしますね。