中国地方へ その1 広島

8月15日より2泊3日で中国地方を(1日目)広島、(2)石見銀山、(3)出雲・松江と巡ってきました。
今回の旅行は旅行会社で申し込んだツアー。

ツアーといっても、貸切バスに乗って訪問するタイプではなく、各地では自由行動のできるタイプ。
従来は、自分ひとりだけで行動することが多くツアーは使わなかったのですが、今回は同行者がいるため、旅行代理店(KNT)でツアーを申し込みました。


8月15日、旅程は下記の通り。
自宅最寄駅(3522レ)−637阿部野橋
天王寺646−(1333レ)−708大阪717−(122B)−721新大阪
新大阪735−(491Aひかり491)−905広島936−(635M)−1003宮島口
宮島口1010−(17便)−1020宮島*1
宮島1500−1510宮島口*2
宮島口1534−(3944M)−1603広島
広島駅1634−(99レ)−1651原爆ドーム前
原爆ドーム前1900過ぎ乗車−八丁堀
八丁堀2041−(202レ)−2054広島駅
投宿(ホテルニューヒロデン


早朝6時前、自宅を出発し、新大阪まで移動。
環状線では、お盆休み中だというのに、人の乗降が多いような気が。
新大阪に到着。食糧調達を済ませ、22番線へ移動。
隣の21番線にはこだま735が発車待ち。レールスターの8両で撮影しやすいからかもしれないけれど、家族連れが先頭車の鼻先で入れ替わり撮影してます。
500系は第一線を退いた今も人気が高いけど、レールスターも子供たちには人気なのかな?
入線してきたひかり491は名古屋始発のため、すでに乗客あり。

指定された座席に向かうとなぜか先客あり。
先客は気付いたらしくすぐに退いたけど、なんの会釈もなく、少し気分がよくない。
このように、姿は大人なれど、振る舞いが子供な連中が近年増えてきているような気がします。
ひかり491は、名古屋→広島と中途半端な運転区間のため、お盆にも関わらず空席多し。
KNTで申し込みの際に、前後ののぞみ*3にせずに、ひかり491を選択して正解。*4
新大阪を7時35分に出発し、9時05分もう広島に到着。
わずか1時間半、新幹線は速い!!


広島にて、ホテルに荷物を預けるため一旦下車。
この際、1番線ホームに面した改札口に移動する時に目にした車両が↓コレ。

クハ115−654。
クーラーが、集中式AU75でなく、153系からの廃車発生品を流用した分散式AU13を搭載した車両。*5
改造車の宝庫たる広セキ115系
近頃は関西からの転入車が相次ぎ、このような珍車は淘汰されつつあるのですが、まだこんな車両が残っているとは思わなかったのでビックリ。
このカラーをまとっているのに、車内は転換クロスシートではなくボックスシートの紛らわしい車両でもあります。*6
再度広島駅に戻り、黄色*7の体質改善車115系にて宮島口まで乗車。


宮島口駅より、宮島口桟橋へ徒歩移動。

宮島への連絡船は2社あり、↑この画像の通り、左側が松大汽船、右側がJRです。
ICOCA持参の今回は、JRに乗船。
船旅はいいですね。
特に夏は、キラキラ光る海面に、心地よい潮風が堪りません(^_^)v

約10分で宮島へ到着。
宮島へは10年ぶりぐらいの再訪です。
厳島神社まで徒歩移動。

さすが宮島。鹿が店の入り口に陣取って営業妨害(笑)をしています。
酷暑の中、徒歩約10分で厳島神社へ。

お盆の観光シーズンだけあって、大変な混雑です。

ちょうどこの時は引き潮。
あいにく海に浮かぶ社殿は見ることができませんでした。
十年前に来た時には満ち潮だったんだけどなぁ…。

しかし、引き潮であるが故に、大鳥居の真下まで歩いていくことができました。
それでも、ひざ下ぐらいまで水につかりながら、ですが。
ちょうどこの時に正午。
終戦の日ということで、サイレンが1分ほど鳴り響いていました…。


この後、豊臣秀吉が建立したと言われる「千畳閣」でしばし休憩。

風が通ってとても涼しい。
酷暑で体がほてっていたので気持ちよかったです。


松大汽船で宮島口へ戻ります。

宮島桟橋は↑の通り、寺社風の建物の中に両社が呉越同舟とばかりに同居しています。
ICOCAを持っていたのですが、JRの船の乗り場が行列で混雑だったので松大にしてみました。

↑宮島口で下船時に撮影。


JRで広島まで戻ります。
やってきた車両は黄色の115系、呉行き。
これは体質改善車ではない、ボックスシートの車両。
以前のように、体質改善車色と瀬戸内色で、アコモデーションの区別ができないので、極めて分かりにくい。
この電車は下関からの電車と岩国で接続していたようで、混雑していました。
それでも、何とか座席に座る事ができました。同行者とは別々になりましたが。
広島駅に到着したら、またまた珍しい車両を目にしました。

↑8327D 清盛マリンビュー2号です。
この車両、見るのは初めてです。
時間が会えば乗ってみたかった。


ホテルでチェックインし、これより原爆ドームと平和記念資料館のある平和記念公園へ移動。
広電で移動です。
過去に広島市民球場に何度か来場し、その際には広電をたびたび利用したのですが、2009年からカープの本拠地がマツダスタジアムに移転してからは、広電利用の必要がなくなったため、久しぶりの利用。
広島駅より1両単車の江波行きに乗車し、原爆ドーム前電停で下車。
この電停の北側にあった広島市民球場は、寂しい事にもう跡形もありません。*8

↑市民球場とは反対の南側へ行くとすぐに見えるのが原爆ドーム
野球観戦の際には、何度もすぐ近傍まで来ていたのに、これを目的として見に来たのは初めて。

原爆死没者慰霊碑
いずれの場所でも、冥福と平和を祈念し手を合わせました。
欧米系の来訪者も、胸に手をあて、目を閉じて祈っていました。


平和記念資料館に入館。
原爆の惨禍を後世に伝え、平和を目指す事を意義としている施設です。
小学生の時には、小学校での平和教育や図書館に収蔵されている「はだしのゲン」でその惨禍を知る事ができましたが、今回、資料館で体系的な展示を見る事により、その威力と惨禍をあらためて勉強する事ができました。
外国人の来訪者もかなり多かったです。
入館料はわずか50円。
当ブログをご覧の皆様も、広島を訪問の際には、少しだけ時間を割いて、平和記念公園を訪れてみられては如何でしょうか。


この後、夕食ということで、広島焼きを食べに行きます。
広電で、八丁堀まで乗車し、「お好み村」へ徒歩で移動。
広島焼きの店ばかりが入居したビルが「お好み村」です。
過去にもお好み村に来た事がありましたが、今回はとても混雑しています。

店によって客の入りに濃淡があったのですが、今回はいずれの店も繁盛していました。
時間帯がちょうど良いからか、お盆休みで観光客が多いからか…。

3階に今年の7月にオープンしたばかりの「ロン」というお店があり、ここに入りました。*9
↑この画像の右奥がそうです。
広島焼きは、生地を薄く伸ばすようにして焼き、その上に大量のキャベツ、もやし、そば、その他の具を乗せて焼きます。
乗せたばかりの時にはテンコ盛り。
それを上から押し付け、また、鉄板の熱により徐々にペタンとしてきます。
これを更にひっくり返したりして造り上げていきます。
もしも、私がひっくり返したならば、絶対に崩れそう(>_<);
この過程がよそ者には面白い。
関西のお好み焼きとは、過程が全く異なります。
文章では上手く表現できませんので、是非お店に行ってその一部始終を見て下さい。
そして、焼き上がり…

↑私は牡蠣・そば入りの広島焼きを注文しました。

↑同行者はエビ・そば入り。切ってもらうようにオーダーしたので、もう真っ二つ。
美味しかったです(^_^)v
注文する前は1枚では足りないかな?と心配でしたが、そんな事はなく、十分に満腹になりました。


広電でホテルまで戻り投宿。
これで1日目は終了しました。


(続く)

*1:JR宮島航路

*2:宮島松大汽船航路

*3:前後はいずれも名古屋−博多

*4:みずほ、さくらは乗車不可のプラン。

*5:しかもモハ114からクハ115への改造車。この際に冷房を取付。

*6:この編成4両のうち、他の3両が更新改造車なので、非更新のクハが色を合わせているため。

*7:一部のマニアからは末期色などと言われていますが、その背景を考えるとこの表現は好きになれません。だけど、一色塗りはどうにも野暮ったいですな。

*8:外野スタンドのごく一部だけが残されているそうですが、電停からは見えませんでした。

*9:開店したばかりだからか、お好み村のウェブサイトには、まだ反映されていないようです。