西表へ その2

この日(8月14日)は、西表島に渡ります。


離島ターミナルを7時40分発の西表島上原港行きの船に乗るつもりで、西表でお世話になる関係各方面(宿とアクティビティ)と連絡を取っていたのです。
で、目を覚まして時計を見ると…、なんと7時35分!!
顔から血の気が引きました…(汗)
携帯電話のアラーム設定を忘れていたのと、早朝いったん目が覚め、窓の外を見ると日の出直前で、関西の日の出の時刻の感覚で「まだ少し時間がある」と勘違いしてしまい*1、そのまま二度寝してしまった事が敗因でした。
二度寝せずにそのまま起きて、7時10分頃にはホテルを出なければいけなかったのです。
このホテルから離島ターミナルまで徒歩15分、タクシーでも5分。
ここで慌てたところで間に合わない事は明白ですので、次の船の時刻を調べました。
すると上原行きは8時30分発があるのでこれにターゲットを変更。


早朝だけど宿とアクティビティにTEL。
当初の予定では、上原港に着いたら宿のクルマに送迎に来てもらい、荷物をおろしてからアクティビティに宿へ迎えに来てもらう段取りだったのですが、港から直接アクティビティに向かい、宿の送迎はナシに変更となりました。


至急、顔をあらって荷物をまとめ、ホテルの食堂で大急ぎで朝食。
この時点で8時10分。
重い荷物をひきずって港まで15分も歩くのはたまらないので、ホテルの前で客待ちをしていたタクシーのお世話になることに。
5分とかからず離島ターミナル着。

安栄観光の窓口で乗船券を購入。
券面を見ると「八重山観光フェリー」にも乗船できます、とのゴム印が押してあります。*2 *3
両社はライバルで以前は猛烈な競争*4をやっていたはずなのに、どうしたのでしょう?
時刻表を見れば、概ね同じ時隔での出港となっています。
ま、共同運行となったことで、乗船券さえ買えば乗車チャンスが一気に2倍になったので便利になりました。*5

↑生活物資を船首に積み込んでいます。日常生活に密着している事がよくわかる、私が好きな光景です。


安栄の船に乗り込みました。
時期が時期だけに、ほぼ満員。
船首側のエアコンが効いた船室はもう空席がありません。
仕方ないので船尾側のエアコンのない船室のイスに座ります。

定刻8時30分より2分ほど早く出港。
船尾側にはエアコンがありませんが、風が入ってくるのでさほど暑くありません。
潮をかぶる危険性がありますが、この日は海況がよくそんな事はありませんでした。
右手に石垣島、左手に竹富島小浜島を見ながらの航行。
小浜を過ぎると、左手には大きな西表島が見えます。
いま乗船している上原航路は、北風に弱くて海況が悪くなると欠航しやすい欠点*6がありますが、この日は、静かな海面で揺れる事もなく、無事に上原港に着きました。


このあと、海の関係の遊びを。

↑その途中休憩で鳩間島の港に船を着けてくれました。


休憩中、鳩間島にちょっと上陸。
港から徒歩10分程度で手軽に立ち寄る事ができる、島の最高峰*7に設置されている灯台と物見台に行く事ができます。
鳩間中森という森の中の坂道を登っていくと、そこに灯台と物見台があります。

灯台の横には、石灰岩を積み上げた物見台が今も残されています。*8

ここに上ると鳩間島の全周を見る事が可能で、非常に気持よくなります。
天気がよかったので、鳩間の南にそびえる西表の大山塊がはっきりと見えました。

なお、今回はカメラを持参せずに上陸してしまいました。鳩間の3枚の写真は今回の撮影ではなく2006年のものです。曇天で見晴らしの悪い写真で失礼。


(続)

*1:石垣:6時13分 奈良:5時16分 何と1時間も違うのです。

*2:近年参入した船会社である石垣島ドリーム観光は対象外。

*3:そもそも石垣島ドリーム観光は上原航路へは高速船を就航させておらず、今回の旅行においては使えない。

*4:両方の会社から同時刻に同じ目的地への船の設定があった事も。

*5:2011年4月から共同運航開始との事。

*6:欠航したならば、安栄は大原発上原、白浜方面行きの無料送迎バスを運行してくれます。但し、マイクロバスに荷物と人間を満載するので、非常に窮屈。しかも大原から上原まで1時間かかります

*7:といっても標高30M程度

*8:ただし昭和58年に再現されたそうです。