近江鉄道など

鉄分補給がままならない今日このごろ。
安近短ということで、滋賀県方面に行ってきました。


地元の近鉄から。

古豪8000系がまだ頑張っていますね。
さすがに車内の天井に、羽根が透明青色の扇風機は見当たりません。
ラインデリア装備車でした。


京都で新快速に乗換。

堂々の12両編成、130キロ運転もあって速いですね。
130キロ運転だとモーター音がすごく、悲鳴を上げているように聞こえます。
そうこうしている内に近江八幡駅に到着。


近江八幡近江鉄道に乗換。

800系に乗車しました。
西武鉄道の401系を改造して使用されています。
この日は八日市で大凧祭りがあるとのことで結構な人数が乗車しました。


八日市彦根行きに乗換です。
豊郷駅にて。

こちらの車両も西武の元401系ですが、先頭の運転台部分の形状が大きく異なり820系と称するようです。
まるでJRの103系のような雰囲気ですね。


八日市では上記の800系・820系とはまるで雰囲気が異なる格好よい車両も見かけました。

(↑この画像は1年前に撮影したものです)
700系という車両なのですが、これも西武の元401系からの改造とのことです。
800系・820系とも種車が同じにもかかわらず、ここまで外観が異なるのは珍しい例ですね。


豊郷駅は、真横に東海道新幹線があり、ひっきりなしに新幹線が往来します。
轟音がすごい。

かつて、近江鉄道は近江平野の見通しの良い田園地帯をノンビリ走っていたのですが、新幹線が敷設されることになり、『車窓から伊吹山が見えなくなる』との内容で、時の国鉄から補償金を受け取ったそうです。
ただ、この話はマスメディアが記事を面白くするためにこのような書き方になったそうな。
事の真相は、警報機も遮断機もない現在で言うところの第4種踏切の見通しが新幹線建設により悪くなったために、警報機遮断機付きの踏切を設置するための費用が国鉄から出たという事だそうですね。


貴生川行きがやってきました。
これに乗車し終点の貴生川まで行きます。

どうせなら、1両単行運転の車両で、いまどきの旅客用電車では珍しい吊り掛け駆動の220系に乗車したかったなぁ…
車体だけを見るといかにも現代風で、とても吊り掛け車とは思えない代物だそうです。


八日市以南は風景がかなり田舎になってきました。
乗降客も少なく、上記の1両単行の220系でも十分まかなえそうな状況だということは、周囲の風景を見ても想像がつくところです。


貴生川に着きました。
ここで草津線の柘植行きに乗り換えです。

やってきた車両は113系ですが、くすんだ緑色が一色塗りの車両…
せっかくの湘南色をなんでこんなひどい色に塗り替えるんでしょう。
今からでも遅くないから湘南色に戻してほしい。


柘植ではキハ120の加茂行きに乗換。

柘植駅はいつ来てもいい雰囲気の駅ですね。
周囲を山にかこまれ、柘植駅が存在感を大きく発揮しています。
他にも似たような雰囲気の駅といえば、備後落合、猪谷、人吉といったところでしょうか。
現在でも関西本線草津線が接続する重要な駅ですが、国鉄時代は、京都・奈良・名古屋・伊勢を相互に結ぶ急行列車が走っていました。
現在は急行はなくなり鈍行だけしかないものの、乗換客は少なからずいます。
地味ながらもなくてはならない重要な責務を負った駅だということが伺えますね。
(逆に、備後落合は乗降客も極めて少なく、列車本数も相当に少ない状況。急行があった昔は、駅構内に『おでんうどん』なるものを販売していた駅うどん屋があったぐらいに繁盛していたそうですが、いまは人影がほとんど見られない無人駅となってしまいました)


先頭で前面眺望を楽しもうかと思いつつも、昼間の疲れもありますのでロングシート部に座りました。
景色を見るにはやや不向きな車両です。
しかし、キハ40やキハ58とは走行性能はまるで異なります。
関西線はかつての亜幹線だけあって、線形も悪くないので、平野部で坂もないところを走るときはグイグイと90〜100km/hぐらい加速します。
他にもキハ120の走行路線は多いですが、関西本線はその中でも速度感は1〜2を争うかもしれません。


このあと、加茂で221系快速に、王寺で105系和歌山行きに乗り換えて帰宅しました。