信州ローカル私鉄めぐり(2) 2012年1月8日 上田電鉄別所線ほか

2012年1月8日
上田723→751別所温泉756→825上田
上田831→(3627M)→850千曲856→(1630M)→859戸倉915→(629M)→940長野

(↑上田電鉄別所線 城下駅
前日からの続きです。
上田といえば六文銭で有名な戦国武将真田氏。
この上田で一泊しました。
上田まで来たからには別所線。
始発は6時代から運転されていますが、日の出後の列車に乗車しました。
車両は、東急の中古車である1000系。
東急車は3扉車でほどよいサイズらしく、地方私鉄によく譲渡されています。

上田駅は、ローカル私鉄とは思えない高架駅。
しなの鉄道はいまだ地上駅なのに。
7時23分、上田駅を発車。乗客はわずか数名。
VVVFモーターの音が唸りだしました。
発車早々、幅広の千曲川を渡りました。
上田原駅下之郷駅で上田行き上り列車と交換。
中野駅辺りまで、比較的市街地の中を列車は走っています。
別所温泉駅の手前までくると列車は急坂をじりじりと登って、7時51分、レトロな駅舎の別所温泉駅に到着。

駅前は温泉街ではありますが、早朝ということもあり、人通りはほとんどありません。
そして、駅横には、かつて別所線を走っていたモハ5250形こと「丸窓電車」が保存されていました。

昭和2年デビューし、昭和61年まで活躍していたとのこと。


別所温泉駅にはわずか5分の滞在、7時56分発の上田行きに乗車します。
下之郷駅では、丸窓電車と同じカラーの車両が見えました。

7200系という、東急のステンレス車体中古車に丸窓電車と同じカラーを塗った車両のようです。
上田行きは、別所温泉行きとは異なり、停車駅ごとに乗車があり、それなりの込み具合で8時25分上田駅に到着しました。
別所線の上田駅コンコースには「おぎのや」が駅そばを営んでいました。

久々に「峠の釜めし」を食べたかったところですが、乗換時間がわずかのために断念。


しなの鉄道のホームに移動し、上田8時31分発3627Mに乗車。
このまま長野駅まで乗車するつもりでしたが、戸倉駅で大物を発見。

降りたかったものの、列車は動き出していたので、次の千曲駅で下車し、折り返しました。
この折り返し列車は1630M、長野8時33分発戸倉行き(千曲8時56分発)でしたが、赤とグレーのしな鉄カラー115系だと思いきや、旧あさま色189系でした。

後から調べたところ、しなのサンライズ号と妙高3号の間の間合い運用だったようですが、まさかこんなところでこんな車両に乗車できようとは思っていなかったので驚き。*1
そして、上述の大物とは、湘南色の169系。
上半分がオレンジ下半分が緑の直流急行電車的塗り分けは、113系115系の近郊型電車の塗り分けともまた雰囲気が異なります。

169系をもっとじっくりと眺めたかったのですが、その手前に留置されている115系が邪魔して、お顔だけしか見えません。残念。
しばらく様子を見ていましたが115系も169系も動き出しそうにないので、仕方なくこの場を離れました。

戸倉にて、かつての横軽の2大スターが並んでいます。
結局、現役の湘南色直流急行型電車を目にしたのは、これが最後となりました。
戸倉9時15分発629M長野行にて長野まで移動。

*1:2013年3月改正ダイヤでは運用が変わっています。