新年おめでとうございます&タビテツ関東平野外周編その2 関東平野を北上(2012/12/28)

新年おめでとうございます。
本年も当ブログをご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

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12月28日。
サンライズを下車し、東京駅9番線から4番線へ移動。
京浜東北線より早く入線した山手線に乗車。
東京発7時18分発、750G。車両は山手線おなじみE231系500番台
仕事納めの28日で、もう少し混雑しているかと思ったのですが、座席はさらりと埋まる程度で、意外と電車は空いていました。
混みだすのはもう1時間後ぐらいかな?
わずか8分で上野に到着。
中央改札口へ赴き、一旦改札口を出ます。
ここで、例のペラペラ乗車券を渡しました。

(↑中央改札口。あまりにも有名な壁画ですが、いい味出してます)
ここより先は18きっぷ移動なので、券売機で18きっぷを購入。
長距離列車の主体は新幹線に移行したとはいえ、いまも上野駅は色んな列車が入線するので、少しだけ見物。

上野からは、7時58分発3523M、快速ラビットにて宇都宮まで移動。
快速で宇都宮まで1時間29分。
大宮〜小山ぐらいで通勤ラッシュに巻き込まれやしないか心配なのと、E231系普通車の窮屈で硬い座席で辛抱するのがためらわれたので、ちょっと奮発してグリーン券を買ってしましました。

残り少なくなった211系の平屋グリーン車に乗って国鉄グリーン車の雰囲気を味わってみたいな、と思いつつも、やっぱり車両はE231系でした。
7時58分、上野を定発。
東北本線を北上する列車の車窓はだだっぴろい関東平野が展開されます。
大宮を過ぎると、駅前こそ人家が立ち並ぶものの、駅間では平らな田畑が続きます。
そして、関東平野でいつも感じるのは、点在する雑木林の多さ。
それも、小高い丘陵地の上でもなく平坦地での雑木林で、これを潰せば田畑なり人家なりを造成もたやすいように見えます。
そこに祠や神社でもあるのか、それとも、からっ風を避けるための防風林として残しているのか。
私の地元である関西では、平坦地の雑木林はあまり見かけません。
このような地域性を感じつつ車窓を眺めるのも楽しいもの。
なお、小山の車庫ではC11と旧客3両を見かけました。
あわてて撮影したので、こんな写真ですが…

9時27分、宇都宮に到着しました。
到着と入れ替わるように、隣のホームから北斗星が発車していきました。
時刻表に表記されている発車時刻8時13分より1時間以上も遅い。
遅れていたのでしょうか。

ここで日光線に乗り換え。
9時57分発、835M日光行きは107系の4両。
以前は白い車体に緑の斜めラインでしたが、ベージュと茶色のツートンで、行先表示も毛筆体に変わっています。

宇都宮駅の電留線には、日光線用の205系も留置していました。

165系から改造された107系*1、もうそろそろ運用終了かな?
その老兵107系日光線の急勾配をぐいぐい登坂していくと、沿線の日光杉並木が車窓から見え隠れしてきました。

この車内には外国人のバックパッカーと思われるような観光客も乗車していました。
ジャパンレールパス利用だろうから、JR利用でしょう。
関西人に日光は馴染み薄いのですが、関東においては一大観光地であり、外国でもよく紹介されているのでしょう。
観光利用も多い日光へのアクセス路線なんだからこそ、都会の通勤用車両を転用せずに、もうちょっと違った雰囲気の車両にすればいいのに。211系のセミクロスシート車とか…
列車は今市に停車。
実は、ここで下車しようか悩んでいました。
東武下今市駅がここから徒歩10〜15分の距離。
以前、日光線に乗車た際、東武=JRの乗換えを日光駅で実行したので、今度は今市=下今市でも乗換えを実行してみてはどうかと考えたのですが、このあとの行程が列車本数の少ないエリアであり、ここで道に迷って時間をロスしてはいかん、との事で、結局日光まで乗車となりました。
日光10時42分定着。

JR日光駅は、立派な駅舎、駅前も静かな雰囲気。
本数が多くなく、しかもすべて普通電車だからでしょう。
そのいっぽう、東武日光駅

三角屋根の大きな駅舎。観光案内所も併設。
そして駅前にはロータリーがあり、喫茶店や土産物屋などもあり賑やか。
昭和時代の、日光観光輸送の競争の結果が、まさにこの駅前に垣間見えます。
もっとも、国鉄は全国の幹線輸送で必死でしたから、日光にまで手が回らなかったのは仕方ない面も。


東武日光駅より、10時57分発54列車、区間快速浅草行きに乗車。
この区間快速と入れ替わりで、会津若松からの「AIZUマウントエクスプレス」が到着です。
交差支障があるので、到着次第発車しました。
浅草行きは2扉ボックスシート車で、阪急6300系、京阪8000系のボックスシート版みたいな電車。
車内のほどんどがボックスシートなので、165系のようでもありますね。

下今市に着きました。
鬼怒川温泉方面からの電車と連結とのことで、乗換用階段からかなり遠いところに停車しました。
ここで、11時11分発139列車、快速会津田島行きに乗換え。
浅草から下今市まで6両、前4両が会津田島行き(内2両は新藤原で切り離し)、後ろ2両が日光行きと、なかなか芸の細かい列車です。
上記の、鬼怒川温泉方面からの電車の到着を待って発車。
ここより先は単線となり、カーブも多く、速度が落ちました。

新高徳ではスペーシアとも交換。
リニューアル編成のようですね。
鬼怒川温泉駅に停車。かなりの乗客が下車しました。
電車の中からも、大きなビル建築の温泉旅館がいくつも見えますが、そのうちの数棟は、営業していないようで、一部には幽霊屋敷のような雰囲気の建物もありました。
今も有名温泉な当地ですが、近年はレジャーの多様化で温泉への人気もやや陰りがあるようです。
新藤原に到着。
ここで後部2両は切り離し。
十名ほどが下車しました。
降車客の大半は、鬼怒川温泉で下車したようで、東武鉄道の終点というよりは、いち中間駅の雰囲気です。

*1:機器を165系より流用、車体は新造。