大災害 & 三陸タビテツの思い出

とてつもない大災害が発生してしまいました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。
今回、人間とは如何にちっぽけな存在なのかと無力感におそわれました。
ある作家さんが台風で遭遇した被害の経験を作品で語っておられたのですが…

大自然を守ろう」というフレーズがあるが、あんなバカ強いものを”守ろう”なんて上からの物言いできない。

との事。
これを読んだときには、そんなものかなぁ、ぐらいの気持ちでしかなかったのですが、今回の災害を(テレビで)目の当たりにし、本当にそのように感じました。


しかし、いつまでも無力感に浸っている訳にはいきません。
幸いにもほとんど被害のなかった西日本在住者として、被災者の方々のために今、自分が何をできるのか、をしっかりと考えていかなければならないと思っております。


以下は、2004年に三陸海岸をタビテツした時の画像です。


石巻線女川駅にあったチリ地震津波高さを示す線でした。
50年前の災害を風化させないための表示だったのですが、これを遥かに上回る津波が来襲してしまいました…
駅舎は土台だけを残して押し流されてしまったそうです。




三陸鉄道の野田玉川〜堀内間です。
かくの如く高いところに線路が敷かれていますが、今回の地震で一体どうだったのでしょうか…




八戸線陸中八木駅です。
かつては海をバックに通票交換を見る事ができた、実に絵になる駅でした。


この時は、車窓から素晴らしいリアス式海岸を楽しむ事ができました。
今回の災害で、おそらく景色が一変しているであろう事に、心が痛みます…